「最果てアーケード」(小川洋子・有永イネ)
「死」を描いた原作に、人間のぬくもりを与えた漫画 「最果てアーケード」(全2巻)(小川洋子・有永イネ)講談社 「死んだ生き物のレースばかり集めてるってのかい?新品はひとつも置いていないのかい?」「おばさま 人間 生きてる...
「死」を描いた原作に、人間のぬくもりを与えた漫画 「最果てアーケード」(全2巻)(小川洋子・有永イネ)講談社 「死んだ生き物のレースばかり集めてるってのかい?新品はひとつも置いていないのかい?」「おばさま 人間 生きてる...
この世の「最果て」、「生」と「死」の境界線 「最果てアーケード」(小川洋子) 講談社文庫 世界で一番小さなアーケードだった。そもそもアーケードと名付けていいのか、迷うほどだった。入り口はひっそりとして目立たず、そこから覗...
日本文学は、多様なジャンルに分化し、発展し続けている 「日本文学100年の名作第10巻 バタフライ和文タイプ事務所」 新潮文庫 「バタフライ和文タイプ事務所 小川洋子」「私」の勤めるバタフライ和文タイプ...
絶妙なエロス、または上品な言葉遊び 「バタフライ和文タイプ事務所」(小川洋子)(「日本文学100年の名作第10巻」) 新潮文庫 「私」の勤めるバタフライ和文タイプ事務所。そこには、近くの大学医学部からの論文が持ち込まれる...
15歳の夏に読む長編小説 読書の醍醐味は長編小説の読破にあります。でも、普段それを読み通す時間の確保は難しいと思います。だから夏休みは読書に最適なのです。 もっとも中学校3年生にもなると受験を控え、それどころではないとい...
何の本を読んだかは、どう生きたかの証明でもある 「ミーナの行進」(小川洋子)中公文庫 昨日取り上げた本書の少女ミーナ。 彼女は小学校6年生にもかかわらず、 すでに川端康成の 「伊豆の踊子」「雪国」「古都」を 読破している...
存在感のある病弱文学空想美少女ミーナ 「ミーナの行進」(小川洋子)中公文庫 家庭の事情で岡山の母親と離れ、 大阪芦屋の伯父の家へと 移り住んだ中学1年の「私」。 そこには1つ年下の 従妹・ミーナがいた。 彼女は色白で美し...